# 仕事を知る

介護が仕事ではない

介護とはスキルの名称

自分×WHAT

ABOUT 福祉

みんな間違ってるよ!

福祉とはヒトの暮らし、介護とはスキルの名称
「介護」を仕事の内容と思っている方が多いのではないでしょうか?介護とは仕事の内容ではなくスキルの名称。それじゃ仕事内容は何?全キャリアが行う仕事、それは、ヒトの暮らしを楽しくすること。その為に、「ケア(介護)」というスキルを身に着けて活用する。「ソーシャルワーク(相談援助)」というスキルを身に着けて活用する。
一般の仕事もそうだよ。物売りの仕事だとすると、モノを売るためにお客様へ伝えるスキルを身に着けるでしょ。営業職だとすると商品を取引先に売買契約していただくために専門知識を身に着けて、相手が納得できるような話し方や伝え方、プレゼン技術を身に着けるでしょ。福祉の仕事もそれと同じ。
そこで暮らす高齢者や障がい者の方たちも、私たち人間であれば誰しもが楽しみ権利は持っている。でも、何かしらの障がいを持っていて自力で楽しめない環境やそのシチュエーションにある(身体的機能などにより)。だから、暮らしを同じ人間として楽しんでもらえるように「ケア(介護)」という技術を活用してサポートして楽しめるようにする。

だから、「ケア(介護)」とは仕事の内容や仕事の名前じゃなく、スキルの名前だよ。

総合職

4つのキャリア形成
項目
テキスト
暮らしの相談援助などにかかわる専門職
ソーシャルワークキャリア
街中(施設)の相談窓口です。例えば、デパートやショッピングモール等には必ず「お客様相談コーナー」や「お客様相談窓口」というものがあります。デパートやショッピングモール等は街中にあります。当たり前のことですが。このように相談援助の専門職の役割は、様々な障害を抱えている方や身近なご家族、そして外部事業所や団体からの窓口です。介護保険制度に関する知識や地域での暮らしの困難事例など、大きな社会で考えたときには、施設内に留まらず「ソーシャルタスク(Social task)/ 社会の課題」そのものを解決していく能力が必要となってくることもあります。社会とつながっていく取組なども企画していきます。
直接的なかかわりを持つ専門職
ケアキャリア
お客様の暮らしを直接的に支えていく専門職です。暮らしの楽しみを感じていただくために、専門職が基礎として身につける必要があるケアスキル。それを活用して快適な生活を送っていただけるようにしていきます。ポイントは、ケアスキルだけを身につけて仕事に満足するのではなく、そのスキルを活用して「どれだけお客様個々のニーズに応えられたか」、「どれだけ暮らしに満足していただけたか」ということ意識して、「暮らしのすべての楽しみをここに」を実現していきます。そして、お客様に直接的にかかわることが多い職として、他の専門職(看護スタッフ、リハビリスタッフ、栄養スタッフ、相談スタッフ等)との連携が一番求められます。
拠点運営の管理にかかわる専門職
運営マネジメントキャリア
お客様が街中(施設内)で快適に暮らしていけるための裏方です。事業所を経営していくうえで、管理業務を主に行っていきます。お客様が利用する必要物品や各部署で必要とする物品管理など総務全般業務を行います。また、事業所の経営管理に関する月次作業など、拠点の裏方としての仕事がメインになってきます。
その他には、社会福祉法人白山福祉会がめざす施設づくりの想いを、「ソーシャルコミュニケーター」として世の中の福祉に無関心なヒト達に関心を持っていただくために情報を発信していきます。また、目指す方向に共感してくれる仲間を増やしていくためのリクルート業務も行っていきます。

※ソーシャルコミュニケーターとは
福祉や環境保護、教育など、あらゆる社会的な活動に関し、その意義や理念、手法などを伝える役割を果たす人。具体的な職業や資格ではないが、社会的活動について一般の人に理解・共感させ、協力してもらうために必要な人材として、注目されるようになってきた。講座の講師も務めた電通の作田賢一ディレクターは「社会問題を自分の問題に置き換えるアイデアを発信し、無関心だった人を動かす仕事」と話す。(2010.4.5 朝日新聞 朝刊 西部共通 地域総合)
栄養ケアマネジメントの専門職
栄養ケアキャリア
お客様の暮らしの中での一番の楽しみ「食事」の提供にかかわる業務をメインとし、お客様の栄養状態など食事面からのサポートを仕事としています。調理業務から衛生管理まで幅広く対応し、栄養ケアマネジメント職として、暮らしの現場へかかわりお客様の嗜好や残食なども確認しながら食事提供の品質を高めていきます。
街中(施設内)で元気に快適に暮らしていくために重要となる「食事」。お客様は食べることをとても楽しみにしています。「目でおいしく感じていただく食事」、「口でおいしいと感じていただく食事」両方とは大切です。食事摂取の意欲が、生き生きした暮らしへの意欲にかわってきます。栄養マネジメント職は、食事を作って栄養所要量や献立作成だけが全てではありません。食事接種への意欲を高めて頂くための演出技術も必要となってきます。実際に食事をしている様子や食事摂取状況把握のために、お客様が暮らしている場所(現場)に出向き自分の目で確認していきます。
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施設の中に街づくりを

社会福祉法人白山福祉会
社会福祉法人白山福祉会は、なぜ、施設の中に街づくりをめざすのか。元気なヒトばかりが施設で生活をしているわけではありません。そこで暮らすお客様と働くスタッフしかいない施設では非日常的。私たちの暮らしの中では、地域や社会で見ず知らずのヒトたちと街中ですれ違ったり、友達と会ったり、近所の方とお話をしたりと当たり前の暮らしをしています。 しかし、施設で暮らすお客様はどうでしょうか?暮らしの楽しみを感じるために、自身で自由に外出したり、遊びに行かれたりすること自体も満足にできないお客様がいます。ヒトは高齢になれば身体機能が衰えてくることは避けられません。しかしながら、お客様の「これをするために外出してみたい」、「街中を自由に歩いてみたい」といった希望や想いを専門職のスキルを活用してかなえるために努力をしていますが限界もあります。だからこそ工夫をしたのです。

暮らしを支える福祉職

社会福祉法人白山福祉会
身体機能の低下や体調面の不安定さによって、外出への想いをなかなか叶えられないのであれば、お客様が暮らしている施設の中自体を仮想の街(まち)にしてしまい、移動負担がかからない範囲で街中にいることを感じて頂いたらどうだろうかと。街(施設)を創っていくのは働くスタッフであり、お客様が街中(施設)で暮らしていることによって、社会や地域から疎外感を感じることがないように、「街中=施設内」、「街中の自分の家」=「施設内のお客様の居室」と位置づけ、街中(施設内)に福祉を知っているヒトも知らないヒトも気軽に遊びに来てもらえる環境をつくったことが始まりでした。ただ遊びに来れる環境をつくったのではなく、ヒトとヒトが「つながり」、ヒトとヒトを「つなぎ」、そこに「暮らし」がある。その為に、繋がるコミュケーションツールとしてレゴ®を活用したのです。それこそが「施設の中に街づくりを」のはじまりでした。